反戦被爆者の会 会長大槻さんの10月アピール

いざ！11・2へ

　　
　　
　　青い空　あふれるひかり
　　ひかりは清く　ひかりたたえる
　　反戦・平和の希望はもえる
　　いざいざ　我等　平和の戦士
　　11月2日　万国の労働者とともに歩まん
　　あゝ　いやだ　戦争はいやだ　と声高らかに

　　花薫る　ほのかな薫り
　　                                       かおりは高く　かおりと共に
　　                                       せいぎな力は　体にあふれる
　　                                        いざいざ　我等　平和の戦士
　　                                       11月2日　万国の労働者と共に歩まん
　　                                       体に充分気をつけて
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　声高らかにうたおう戦争はいやだ　いやだ　と

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人のため　つくさんほこり　戦争反対　平和をかかげて
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ほこりの中に　ほこりをかかげて
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　眞心もって　先頭に立って闘い抜く
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いざいざ　我等　平和の戦士
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　万国の労働者と共に　劣化ウランはいらない
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　死の灰で苦るしむのはいやだ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヒロシマを守ろう　ヒロシマを守ろうと
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　11月2日　戦争反対平和を守ろうと
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　声高く呼びかけよう　呼びかけよう

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　被爆者よ　二世よ三世よ　平和の戦士だ我々は
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　敵権力より一日も長く　長く
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　幸せの社会を勝ちとろう
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　医学上　歴史上　なおらない劣化ウランを
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　全世界の労働者と一緒になって
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　怒ろう　怒ろう　闘おう
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　11月2日の集会を成功させよう
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　労働者　農民　すべての人たちと共に
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　闘おう　体を大事にして
　　　　　　　　

反戦被爆者の会 会長大槻さんの8月アピール

被爆者の兄弟姉妹の皆さん、被爆者の子ども、孫の皆さん、辛い苦しい毎日をどう乗りきっていますか。

１９４５年８月６日広島に、８月９日長崎に原子爆弾が投下されました。
原爆により広島では２０数万人が、私達の肉親が多く焼き殺されました。
最近の学生を対象にした調査によると、核兵器保有を２１％が認め、６２％が核兵器の廃絶は不可能と答えていると新聞が報じています。
このことは、日本の核武装を推し進めるため、被爆者を抹殺し被爆２世への親が浴びた放射線の影響は無いとする日本政府のごまかしの宣伝をまともに受けた結果です。
劣化ウラン弾は世界中いたるところで使用され、ヒロシマが繰返されている。
私は、日本の広島市民は核兵器の情報を形骸化することなく発して行かねばならないと思っています。
皆さん、あらゆる戦争でヒロシマが繰り返されていることを強調しよう、強調しよう。
ヒロシマ抹殺、英霊化を許してはなりません。

少年のころ広島の被爆時の写真を見て、その後の生きかたが決まったという星野文昭さんを私達は本気で取り戻すため全力で行動しなければなりません。
力強く行動していこうではありませんか。

私達がよく知っている者達が「広島差別事件」なるものをデッチあげ、私達に敵対していることを許してはなりません。

１１月、動労千葉が呼びかける国際連帯労働者集会への取組みを直ちに始めましょう。
暑さに十分気をつけて闘いぬこうではありませんか。
全力で！全力で！

反戦被爆者の会　大槻泰生

反戦被爆者の会 会長大槻さんの6月アピール

                      核戦争会議サミットを被爆者は許さない！

被爆者、被爆二世・三世の皆さん。
私たちと一緒に闘い抜いている労働者、学生のみなさん。
核戦争会議のサミットを許さない闘いにたちあがりましょう。

私たち被爆者は、地球史・人類史上けっして使用してはならない原子爆弾によって肉親、友人、隣人を一瞬にして奪われ、この身を焼かれ、黒い雨に晒され、その後、残留放射能に射抜かれました。
私たちは忘れようにも忘れることができきません。
核を認めることは絶対できません。

先日、平和公園での集会に参加した帰り道、あの8月6日から今日まで命を奪われた私につながる人たちに会いに「平和の灯火」へと向かいました。
手を合わせ後を振り返り、振り返り帰っていく人がいました。
おそらく私と同じ思いで「平和の灯火」にやってきたのでしょう
私は目頭を押さえながらじっとその人を見つめていました。
今日もまだ、原爆慰霊碑前の電停に、平和公園に、影無き人々が「戦争はいやだ、いやだ」と降りてきてあふれているのです・・・

ほんとうに、もう戦争はいやです。
あの日の地獄から続くこの痛みと苦しみ、核を憎みます。

それなのに原爆症認定基準はまたしても被爆者を分断するものでした。
さらに、被爆二世・三世への遺伝的影響は一切つつみ隠して認めようとしません。
これらは被爆者を見殺しにし、分断し尽くし、二世・三世はその存在すら認めないとんでもない攻撃です。

核戦争を繰り返すしかない帝国主義にとって、反階級的な核と帝国主義戦争の「生き証人」である私たち被爆者は早く死に絶えて欲しのです。
子である二世、孫である三世、親から子へと伝わる遺伝的影響は認めるわけにはいかないのです。

私たち被爆者、二世・三世にかけられている攻撃と、現在、労働者にかけられている攻撃は同じです。
それは、戦争を繰り返すしか帝国主義は生き延びれないからです。

ともに核戦争会議のサミットを絶対許さない闘いにたちましょう。
一緒になって団結して闘い抜きましょう。

サミットを闘い抜いた力で8・6ヒロシマ－8・9ナガサキに集まりましょう。

「ヒロシマ忌
　　　　　　　　無理をするなと　はげます亡妻（つま）のことばに　我は泪す　　　」