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被爆二世・三世・四世は被爆者青年同盟に結集せよ! 被爆者解放!日帝打倒!
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長崎大学の七条和子助教授らの研究グループにより、被爆者の体内に取り込まれた放射性降下物(フォールアウト)、いわゆる「死の灰」が、現在も細胞の中で放射線を出し続けていることが、世界で初めて確認されたと6月26日のNHK で報道された。


しかし、これは研究機関による「世界初」の確認なのだ。
アメリカが資金拠出していたABCCと、その後の日・米共同出資の放影研は 、確実に掌握していた事実だ。
既に、1961年から 約4年ごとにがんの過剰死=放射性降下物による体内被ばくに関する疫学的データを解析して、被爆者の細胞内での放射線の影響を「観察」し続けているのだ。
こうして被爆者をモルモットにして収集したデータを、 UNSCEAR および BEIR委員会の定期的な基礎情報として蓄積している。

放射線障害の国際基準は、全て放影研が「公表」するデータが一切の「基準」となる。
だからこそ、ABCC=放影研はこの放射性降下物(黒い雨を含む)に現在進行形の被ばくの事実をけっして明らかにすることはしない。

「原爆症認定」基準は、このABCC=放影研による「公表」しても差しつかえのないデータをもとにしたUNSCEAR および BEIR委員会の「国際基準」が「基準」だ。
被爆者の「まどえ!」の告発である原爆認症認定の闘いに対しては、司法判断により一定基準が緩和されているかに見えるが、実際は「黒い雨」地帯の被爆者、指定疾患以外の疾患は認めようとはしない。
「茅答申」の「戦争の犠牲を等しく受忍すべき=死に絶えろ」の、日米帝国主義の被爆者抹殺が厳然たる「被爆者政策」だ。

私たち二世も、それはまったく同じだ。
いや、親である被爆者の遺伝子損傷による遺伝的影響を認められないとされる私たち二世(そして三世、四世)は、そもそも抹殺された存在である。
だが、「ありはしない」はずの遺伝的影響の放影研による追跡調査は、今現在も私たち二世を追いかけている。
移り住んだところを調べ上げてでも「呼び出し」がくる。
「二世健康調査」で愚弄しつつデータを収集する。
私たちはこれまでに多くの、実に多くの二世の仲間の命を奪われてきた。
この1年で、韓国「患友会」の仲間を二人も喪った。
被爆者青年同盟、患友会で活動するメンバーはそのほとんどが、闘病しながら闘っている。
被爆者・二世は、帝国主義にとって核開発のためのモルモットではあっても、けっして治療の対象ではない!
そもそも核開発をし、核攻撃をも辞さない帝国主義医療でどうして放射線障害の根本的治療などができるか!
核を唯一止揚できる労働者階級によってしか被爆医療、放射線障害治療、遺伝的治療はできないのだ!

被爆者、二世、三世が奪われたデータと医療をとり戻すには、帝国主義を打倒しないかぎり実現しない!
原爆投下の一遍の謝罪もせず、「核兵器を使用したことがある唯一の帝国主義」であることを積極的に肯定し、「唯一の核使用国」として北朝鮮やイランに対して核保有を阻止する戦争=核攻撃を辞さないと宣言した米帝・オバマを打倒する以外にない!
闘う被爆者、闘う労働者がかちとってきた「ヒロシマ・ナガサキ」潰しのために、8・6ヒロシマに乗り込んでくる田母神航空幕僚長のような輩を徹底的に粉砕する以外にないのだ!

その帝国主義打倒の闘いは、情緒的、懐古的、没階級的な「継承」や「出会い」などではけっして闘えない。
唯一戦争を止める力があるのは私たち労働者階級であることを否定し、帝国主義と対決するどころかオバマを容認、賛美し期待を隠さず、恥知らずにも被爆二世の名前だけを利用する「8・6」などは、闘う被爆者・二世・三世、闘う世界の労働者への愚弄であり、敵対であり闘争破壊以外の何ものでもない。
私たちの8・6-8・9のl国際反戦・反核闘争の爆発で、圧倒的に凌駕し粉砕しようではないか!

画歴史的な今夏8・6-8・9を、世界の労働者、被爆者・二世・三世と固く固く団結して闘おう!
 (夾)
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事務局長です。

日本政府は高裁による原告の訴えを認めた判決に対して最高裁への上告を断念すると発表した。
なぜ上告しないのか。
最高裁で高裁と同じ判決だ出れば、政府はそれに従うしかない。(最近の例では、認知しない日本人父親のフィリピンの子供の日本国籍の認定=戸籍法の改定)。
すなわち、原告(訴えを起こした人すべて‐将来も含め)の原爆症認定せざるを得なくなる。
政府が、最高裁判決を避けるために上告しなかった例は「犬の嗅覚」に関する件などがある。

政府は上告断念後も、本年4月から実施している「緩和された」認定基準をあくまでも適用するとしている。
これからも被爆者の団結を破壊するという宣言だ。
断じて許せない!


国が原爆症訴訟の上告断念 原告反発、全面解決難航 
共同通信  2008/06/10 13:42配信

原爆症認定集団訴訟で、国は10日、原告11人全員を原爆症と認めた仙台、大阪両高裁の判決を受け入れ、上告を断念することを決めた。
舛添要一厚生労働相が同日午前の閣議後会見で明らかにした。 
舛添厚労相は「法務省と協議の上、上告して争うまでの強い理由がないと判断した」と説明。
両高裁の訴訟の原告について、今後、認定手続きを進める考えを示した。 
一方で、全国で係争中の他の訴訟については「他の高裁の判断を仰ぐ必要がある」と述べ、継続する意向を表明。
町村信孝官房長官も同日午前の会見で、原告側が求める原告305人の全員認定について「一括して認定するのはやはり困難ではないかと考えている」と否定的な見解を示した。  
原告・弁護団は反発。11日仙台、13日大阪の両高裁判決の上告期限へ向け、上告するかどうか11日中に判断することを決めた。
両高裁を含む6高裁15地裁で係争中の訴訟の全面解決は困難な情勢となった。

訂正)「認定される被爆者は現在の年200人」を「約100人」に訂正します。

これまで年間約100人が認定されているが、放射線がガンの発生に寄与する比率から算出すると、ガンで認定される被爆者は全国で毎年672人になる。
この数に比べると認定された被爆者の数はあまりにも少ない。

重複癌について

被爆者に多いといわれる重複癌(一般8%、被爆者18%)は,放射線によるものである。
被爆者の悪性腫瘍の発症時期は被爆後、白血病(5~45年後)、甲状腺癌(10~30年後)、乳癌(20年後から現在)、肺癌(20~35年後)、胃癌・結腸癌(30年後から現在)、皮膚癌(35年後から現在)、髄膜腫(35年後から現在)となっている。
被爆後時間が経つにしたがって癌の種類が増えてきた。

これからも癌の種類は増えてくるものと考えられる。
なぜなら、原爆による放射線は身体のあらゆる部分を照射した。
身体のすべての臓器に癌が発生しても不思議でない。
そのため、被爆者はいったん一つの癌が治癒しても発症時期が異なる癌が次々と発症する。
死ぬまで原爆による癌と闘い続けなければならない。


障害年金と原爆症認定請求の比較からみえてくる被爆者分断

患者数が増えると、被爆との因果関係が「統計的に見とめられた」とされる。
被爆者がある癌で死亡しても、死んだ後に「因果関係がある」癌にされるケースが多い。
また、癌が発生してから5年以内に認定を請求しなければ時効により審査の対象にならない。
障害年金(基礎、厚生)が初診日における保険料納付要件を満たしておれば何時でも年金を請求できることと比較すると非常に不公平な制度になっている。

現行の制度では認定か却下の何れかの判定しかないため、疾病の重篤度などの要素を考慮して「段階的な区分判定」を導入して、障害の程度に応じた給付を可能にしようという考え(鎌田七男氏)もある。
しかし、このことでも被爆者の間に新たな線引きを導入し被爆者を分断することに変わりない。

今回の政府の認定基準の見直しは被爆者の新たな分断を生みだし、被爆者、2世・3世の抹殺政策を推し進めるものである。
このことはまた、これまでの政府にお願いし、政府の容認する限りで成果を得るといった被爆者の闘いが限界に来たことを示している。

世界的な不況、経済の混乱の中で日本資本主義はバブル崩壊後、新自由主義政策により、賃下げ・首切りを行ない労働者・人民を生かすことすらできなくなっている。
一方で憲法を改悪し、独自の核武装・戦争へ突き進んでいる政府が、被爆者の要求を受け入れてくれるなどという幻想を持つことはできない。
労働者・人民と一緒になって闘い、資本主義を打倒し奪われ続けてきた生きる権利を取り戻すことにのみ被爆者の展望はある。

事務局長
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