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被爆二世・三世・四世は被爆者青年同盟に結集せよ! 被爆者解放!日帝打倒!
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福島原発事故は日本帝国主義が自らの手で「第三の原爆」を投下したものです。
 ヒロシマと同じように被曝した者は放置され、被災者そっちのけで帝国主義者は自らの延命のための醜い争いを繰り返しています。
しかも、ヒロシマ・ナガサキの御用学者を使って、この程度の被曝線量なら健康に害はない、と福島県民全員をモルモットにしようとしています。
「福島の事故を今後の原発政策に生かす」などとふざけたことを言っています。
ヒロシマがアメリカの核開発の踏み台にされたのと同じようにするという宣言です。
絶対に許すことはできません。

われわれ被爆者・被爆二世は、「にんげんをかえせ!」という根源的な人間性の奪還、被爆者解放=人間解放の叫び声をあげ、戦後の日本プロレタリアートの反戦反核闘争の原動力となってきました。
そしていま「福島を返せ!」の叫びをとどろかせて立ちあがった福島の労働者、農民、漁民、母親たちの闘いとひとつになって、原発と一切の核を日本から世界から一掃する歴史的な闘いをやりぬく時が来ました。
6月19日の福島現地での闘いに参加し、福島の住民の皆さんの熱烈な歓迎とデモへの参加から、それは可能であると強く確信しています。

結論から言います。革命をやろう、ということです。
福島原発の現状はそれを求めています。
事故はますます深刻化しています。
秘密主義でやってきて、実際、炉心で何が起こっているか分からない。
もう一つ原発が爆発すれば、そしてその可能性はとてつもなく高いが、事態は破滅的になります。
誇張ではなく帝国主義者によって人類社会が取り返しのつかない破壊に直面している。われわれが呼びかけるようにすべての原発を即時に止め廃止する以外に、労働者人民の命を守ることはできません。

しかし、金のためなら人の命も平然と奪い去る帝国主義者たちは、玄海原発の再稼動を突破口に反原発の流れを逆転しようとしている。
ストレステストと言いながら、簡易テストでゴーサインを出そうとしています。冗談じゃない。
今こそ、原発なしでは成り立たない、腐り切った新自由主義までいきついた帝国主義を倒しましょう! 
その声は若者を先頭に社会に満ち満ちています。

日々猛烈な放射能がまき散らされています。
チェルノブイリの10分の1だとか帝国主義は御用学者を使って宣伝しています。
しかし、チェルノブイリでは最近の研究では100万人の死者が出ていると推測されています。
ソ連崩壊後、被曝者は財政不足で放置されています。福島でもこのまま政府の無為無策、見殺し政策にまかせれば、数年も経たずにガンだけではなくさまざまな病気に冒されることになってしまいます。
それを防ぐには直ちに事故を抑え込まなければなりません。
そのためには、原発に関わるすべての秘密が暴露されなければなりません。
どんなに費用がかかろうと除染活動はされなければなりません。
何よりも、子どもたちは安全なところに避難しなければなりません。
しかし、このことを本気でやるとすれば、闘う労働組合のもとに団結し、職場の支配権を取り戻し、革命をやってわれわれ労働者階級が権力を握り、東電を筆頭とする資本家階級を収奪する以外にありません。

1945年8月6日にも同じことが問われました。被爆者は日本帝国主義の抹殺政策に抗して「まどえ」(広島弁で「償え」「謝れ」の意)と闘いました。
マッカーサーのGHQの占領下で、逮捕投獄を恐れずプレスコード(言論統制)と闘いました。
何よりも、澎湃と巻き起こる労組結成の先頭に立ちました。
戦犯経営者の追及に決起しました。解雇撤回や賃上げ、命を守る闘いを組織しました。
電産労働者はそのリーダーでした。また、「朝鮮の友の頭上に核を落とさせるな!」と、日米帝国主義の1950年朝鮮侵略戦争に反対する非合法の命がけの闘いに立ち上がりました。
その闘いは米占領軍を解放軍と規定する日本共産党の誤りによって敗北させられますが、総評の「ニワトリからアヒルへ」の転換に象徴されるように、戦後の階級闘争を規定しました。

私たちは、今日の情勢をその未完の革命を完遂すべき飛躍の時と考えています。
結成宣言において「原子力の平和利用」を認めた被団協の6月総会でも、日共の支配を突き破って反原発の声が沸き立っています。
福島の人びとに同じ苦しみを味わわせてなるかと、被爆者の心の底からの決起が始まっているのです。
被爆者解放戦線における巨大な流動に際し、われわれの負う責務は重大です。力を持った正義に反戦被爆者の会と被爆者青年同盟を飛躍させよう。

8月6日は、われわれ被爆者が福島の被災者と一緒になって、原爆ドーム前、平和公園をタハリール広場に変え、福島原発事故を引き起こした新自由主義、帝国主義を打倒する大宣言を世界に向かって叫ぶ日です。

8・6ヒロシマから反原発世界1千万デモを!
「第三の原爆」を落とした張本人・菅首相の来広、式典参加を断じて許さず、フクシマ・ヒロシマの怒りで菅政権を打倒しよう。
 ◎福島の被災者と連帯し、被爆者解放をかちとろう!
 ◎新自由主義に行きつき破産した帝国主義を打倒せよ!
 ◎被曝を強制する原発を即時廃炉にせよ! 生命を破壊する核を全世界から一掃しよう!
 ◎腐敗した連合支配下の原水禁をのりこえ、原発絶対反対の8・6ヒロシマ世界大会をかちとろう!
 ◎労働者の団結、労働組合の再生こそ勝利のカギ。国鉄闘争全国運動で突撃路を切り開こう!
 ◎被爆者・二世・三世はプロレタリア革命の先頭に立ち、被爆者解放を自らの手でなしとげよう。被爆者差別を打ち破り、医療を奪還しよう!

후쿠시마원자력발전소사고는 일본제국주의가 자신의 손으로 제3의 원폭을 투하한 것입니다.
히로시마와 마찬가지로 피폭자는 방치되어, 재난민을 무시함으로써 제국주의자들은 그 연명을 위해 추한 싸움을 반복하고 있습니다.

게다가 히로시마・나가사키의 어용학자를 이용하여 그 정도의 피폭량이라면 건강에 영향이 없다고 발표하게끔 하여, 후쿠시마 현민 전원을 모르모트로 삼으려 하고 있습니다.
후쿠시마 사고를 이후의 원자력발전 정책에 반영한다는 둥의, 원자력발전 존속을 위해 말도 안되는 발언을 하고 있습니다.
히로시마가 미국 핵개발의 무대로 삼아진 것과 마찬가지의 선언입니다.
당연하게도, 방사능은 위협적인 것입니다.

그러나 우리들 피폭자는 그것에 굴복하는 일은 결코 없을 것입니다. 우리들은 온 몸을 다해 저항할 것입니다.
히로시마의 피폭자가 전후의 반전반핵투쟁의 원동력이 된 것 처럼, 후쿠시마와 히로시마가 공동으로 원자력발전을 일본과 세계에서 사라지게 할 수 있는 원동력이 됩시다.
6월 19일의 후쿠시마 현지에서의 투쟁에 참가하여 후쿠시마 주민 모두의 열화와 같은 환영과 데모에의 참가로 그것이 가능하다는 것을 절실히 확신하고 있습니다.

결론부터 말씀드리겠습니다.
혁명을 하자는 것입니다.
후쿠시마 원자력발전소의 상황은 이를 필요로 하고 있습니다.
사고는 계속해서 심각해지고 있습니다.
비밀주의 하에 둘러쌓여 실제 노심에 무슨 일이 일어나고 있는지 알 수 없습니다.
만약 원자력발전소에서 한 건의 폭발사고라도 더 벌어진다면 이 이상의 사고대처는 불가능합니다.
제국주의자들에 의해 인류사회는 돌이킬 수 없는 파탄에 직면해 있고, 이는 결코 과장이 아닙니다.

우리들이 외치는 것 처럼 모든 원자력발전을 즉시 정지시키는 것 외에는 노동자인민의 생명은 지킬 수 없습니다.
그러나 돈을 위해서라면 사람의 생명 따위도 태연히 버리는 제국주의자들은, 당면한 위기를 돌파하기 위해 반원자력발전의 흐름을 역행하려 하고 있습니다.
스트레스테스트라 말하며 간이테스트로 GO사인을 내려 하고 있습니다. 
이는 우리를 가지고 장난치겠다는 것입니다.
지금이야말로, 원자력발전 없이는 유지할 수 없는 부패한 신자유주의에 달한 제국주의를 타도해야 합니다.
그 목소리는 젊은 사람들의 주도로, 지금 사회를 가득 메우고 있습니다.
혁명이 절실히 필요합니다.
매일같이 심각한 방사능이 계속해서 쌓이고 있습니다. 
체르노빌의 10분의 1이라고 제곡주의는 어용학자를 동원해 선언하고 있습니다.
그러나 체르노빌에서는 최근의 연구를 통해 100만 명의 사상자가 발생했다고 추측되고 있습니다.
소련이 분해된 탓에 피폭자는 재정부족으로 방치되고 있습니다. 

후쿠시마에서도 수 년이 지나지 않아 암 뿐 만이 아닌 무수한 질병이 발생할 것입니다.
그것을 막기 위해서는 지금 당장 사고를 해결하지 않으면 안됩니다.
얼마나 비용이 발생하더라도 방사능 제거 활동을 하지 않으면 안됩니다.
무엇보다도, 아이들은 안전한 곳에 피난하지 않으면 안됩니다.
그러나 그들이 이 일 들을 진심으로 이행하지 않는다면 혁명을 통해 우리가 권력을 잡아 토쿄전력을 필두로 하는 자본을 빼앗는 것이 가장 현실적입니다.

1945년 8월 6일에도 같은 담론이 있었습니다.
피폭자는 일본제국주의의 말살정책에 항의하여 투쟁했습니다.
맥아더의 GHQ 점령 하에 체포와 투옥을 불사하며 신문편집강령과 싸웠습니다.
무엇보다도 무수히 생겨나기 시작한 노동조합 결성의 선두에 섰습니다.
전범경영자의 적발을 결기했습니다.
해고철회와 임금인상 등 목숨을 지키는 투쟁을 조직했습니다.
전력생산 노동자는 그 선두에 섰습니다.
또 조선사람들의 머리 위에 핵을 뿌리지 말라!고 일미제국주의의 조선침략전쟁에 반대하는 목숨을 건 비합법 투쟁을 벌였습니다.

그 싸움은 일본공산당의 미국점령군을 해방군으로 규정하는 오류에 의해 패배했지만 "닭을 오리로 바꿨다"는 총평이 상징하는 것 처럼 전후의 계급투쟁을 규정했습니다.
우리들은 오늘의 정세를 그 미완의 혁명을 완성할 도약의 시기로 생각하고 있습니다.
결성선언에 원자력의 평화적 이용을 용인하는 피단협의 6월 총회에서도 일본공산당의 지배를 벗어나 반원자력발전의 목소리가 커지고 있습니다.
후쿠시마의 사람들에게 같은 고통을 안기게 되는 것은 아닌가 하는, 피폭자의 마음 깊은 곳으로부터의 결기가 시작되었습니다.
피폭자해방전선에 걸친 거대한 흐름에 합류할 때입니다.
힘을 가진 정의로 반전피폭자의 모임과 피폭청년동맹을 도약하게 할 중대한 책무에 함께합시다.

후쿠시마의 재난민과 연대하여 피폭자해방을 쟁취하자!
・신자유주의를 야기하여 파산한 제국주의를 타도하자!
・피폭을 강제하는 원자력발전은 즉시 폐기하지 않으면 안된다
생명을 파괴하는 핵을 전세계에서 사라지게 하자
・부패한 원수금을 대체할 반원자력발전투쟁을 세계에 널리 알리자
・승리는 노동자의 단결, 노동조합의 재생에 달린 것으로, 국철전국운동에 돌파구를 마련하자
・피폭자・2세・3세는 프롤레타리아 혁명의 선두에 서서 피폭자해방을 스스로의 손으로 이룩하자. 피폭자차별을 분쇄하여 의료를 탈환하자!
 

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全ての原発の即時停止を求めるヒロシマ・アピール


絶対に許せない!
ついに私たち被爆者が怖れていたことが現実となった。
福島原発は炉心溶融・大爆発の淵にある。
すでに猛毒のプルトニウムも漏出している。

66年前の8月6日広島を襲った原爆を1000倍も上回る放射能が日本列島とアジアを覆いかねないのだ。
子どもたちが殺され、大人は永遠に放射能に苦しむのだ。
自然は破壊され地球の存続すら失われようとしている。
権力者や資本家の利益のためにこんなことが許されるのか。
一刻も早く全ての原発を廃絶すべきだ。
大人も子どもも「原発なんかいらない!」「僕たちの命を勝手に奪うな!」と一緒に闘おう。

そもそも核兵器製造工場である原子力発電所を「平和利用」の美名で強行したことが間違いだったのだ。
それを我々は警鐘し、運転阻止を闘ってきた。
しかし、原発建設は国策だった。
国はマスコミや御用学者を総動員して、「安全、安心。資源のない日本には必要。環境に優しい」などあらゆるデマと機動隊の暴力によって反対運動を破壊した。 
悔しくてたまらない。
もっと激しく怒り、絶対に阻止すべきだったのだ。
ヒロシマは改めて訴えたい。 
訴える義務がある。

被爆者とその子や孫が戦後の焼け野原を原爆症の恐怖のもとで生きることを強制された歴史を福島の人々に繰り返させてはならない。
何よりも、原発事故にかり出された労働者は取り返しのつかない放射能をあびせられている。 
原発についての十分な知識も訓練も受けられず、不安定な雇用形態によって辞退することも不可能な中で彼らは懸命に闘っている。
菅や東電社長や御用学者が我が身を危険に曝すこともなく居直り続けようとする対極で、労働者は社会の主人公としての誇りにかけて、超人的な闘いに挑んでいる。
全ての原発の即時停止こそそれに答える道だ。

ところが、ことここに至っても「日本の原発はすばらしい。これからも原発が必要」だと公言する 日本経団連と菅政権とは何なんだ。
原発事故を隠し、データーをねつ造して、地震列島に54基もの原発を稼働させたことを謝罪しようともしない。
それどころか、依然として日本の原発は安全との大ウソで原発輸出を目論んでいるのだ。
こんなやつらにこの社会の運営を任してはおけない。
一方で、広島大学の医師・研究者たち御用学者は、NHKなどのマスコミに登場して「放射線被害は直ちに出ない」と欺いて大地震と津波で苦 しむ東北の住民を破局に追い込もうとしている。
被爆者をモルモットにしてきた連中が、 ヒロシマを名乗って莫大な被ばくを福島の労働者農民に押しつけようと言うのだ。
絶対に許すことはできない。

今度こそどんな妨害と弾圧があろうとも、大署名運動で菅政権と電 力資本を原発停止に追い込もう。 
被災地の労働者農民漁民とともに東電と菅政権を徹底的に追及し、全責任をとらせよう。
その闘いの爆発によって原発の恐怖から解放された新しい社会、人間の本来的な共同性にあふれる社会を建設しよう!

2011年4月6日 
全国被爆者青年同盟


 


全国の被爆者の皆さん、二世・三世の仲間の皆さん!
そして、国際主義の旗のもと階級的労働運動を闘う労働者の皆さん!

被爆65周年目を迎える8月6日、ヒロシマ大行動へ総結集を訴えます。

今夏8・6は民主党・連合政権下で迎える初の8・6ヒロシマです。
8・6とは言うまでもなく,核兵器廃絶と反戦平和の誓いを新たにする場であるはずです。
しかし、民主党・菅政権は、8・6を前に矢継ぎ早に改憲攻撃を加えています。
一つは、ソマリアでの給油活動。
もう一つは、武器輸出三原則を空洞化し、MD(ミサイル防衛)関連の技術をアメリカ経由で輸出する道を開こうとしています。

また、兵器級プルトニウム製造工場である「もんじゅ」再稼働を狙い、国家あげての原発売り込みを行って、NPT未加盟のインドとは原子力協定を結ぼうとしています。
何よりも、沖縄辺野古への新基地建設をアメリカ帝国主義との約束と言いなして、沖縄の労働者民衆の反対運動に激しく解体攻撃をかけています。
日米同盟がアジアの平和と安定に貢献したと賛美し、同盟の深化=対等の関係を強調しています。そのターゲットに北朝鮮が名指しであげられ、米韓合同軍事演習に自衛官を観戦させるなど米帝と競って攻撃を仕掛けようと挑発しています。
連合に支配された原水禁大会で、こうしたデタラメが「当然の事として」労働者階級に押しつけられようとしています。

まさに、日本帝国主義による朝鮮侵略戦争、核戦争が切迫しています。
階級闘争の歴史が教えるように、労働組合の破壊は労働者の分断であり、その結果、労働者階級はブルジョアジーのための戦争に動員され、その最も悲惨な結末として原爆投下を強制されました。
従って、労働組合をよみがえらせる中に戦争を止め核を廃絶する力があるのです。
原水禁大会に参加する労働者民衆に、日本帝国主義と体制内指導部の戦争動員・分断支配を打ち破り再びヒロシマ・ナガサキを繰り返させない渾身の決起を訴えよう!
労働者の国際連帯で核兵器廃絶が可能なことを訴えよう!


■ ヒロシマと闘う被爆者の課題 ■

1945年8月6日、日本帝国主義は敗戦間際まで天皇制の生き残りを策し、ヒロシマ・ナガサキへの原爆投下を引き起こした。
太平洋・アジアでの勢力圏をアメリカ帝国主義と争い、残忍な植民地支配を強行した挙げ句、「共産主義革命」を怖れ,自ら終戦を決定することもできない体たらくのなかで、「天佑」として原爆投下を受け入れたものこそ日本帝国主義であった。

そして、敗戦後は、日本の科学界・医療界あげて集積した被爆者のデーターをアメリカ帝国主義に売り渡し、米帝の核の傘で生き延びた。
日米帝による「被爆者は死すべきものは死に,放射能禍に苦しむものはいない」と無視抹殺政策が取られた。
これが、高熱に焼かれ一瞬にして命を奪われ、また生き残ったものも放射線によって「原因不明の死」を強制された被爆者に言う言葉か!
65年の今に至ってなお原爆症の認定が却下されるおぞましさだ。

被爆者はこうして帝国主義戦争のもっとも残忍な結果を生きる証言者となった。
再び戦争を許さない、核戦争を許さないと命がけの闘争者となった。わけても、
1950年にはアメリカによる朝鮮侵略戦争に際して、「朝鮮の友の頭上に核を炸裂させるな」と占領軍と闘い獄中を強制された。
こうした闘いを通じて,ヒロシマ・ナガサキは戦後の反戦反核運動の原点となった。

しかしながら、21世紀に入った現状はどうか。
世界は大恐慌=世界戦争の時代である。
両被団協はこれと闘うのではなく、共に、米帝オバマの『プラハ演説』の賛美者になりさがっている。
「核兵器開発の道義的責任がある」との発言が、意図的に核廃絶に向けたオバマの決意とされている。
その後のオバマのノーベル賞受賞演説、QDR(米国防総省 4年ごとの国防計画見直し)や、NPR(米核戦略体制の見直し)を見れば明らかなように、道義的責任とは「核兵器拡散を阻止する責任」のことである。

つまり核独占の宣言に他ならない。

従って、今年のNPT再検討会議では、核拡散防止の名目で北朝鮮やイランへの先制的核攻撃を宣言しているのだ。
核兵器廃絶が、現にイラクやアフガニスタンで凄惨な殺戮を行っている米軍最高司令官(オバマ)の善意によって実現されるとのデマの狙いは明らかだ。
被爆者運動の解体であり、自治労や教組によって担われてきた原水禁運動の翼賛化に他ならない。

昨年、アメリカ帝国主義の反核テロ戦略の一環として、放射線影響研究所に被爆者データーの提供が求められた。(米国立アレルギー・感染症研究所 NIAID; National Institute of Allergy and Infectious Diseasesへ
「テロリスト」によって核兵器が使用されたときの医療的対処の確立が目的とされているが、言うまでもなく、米帝自身が核兵器使用を辞さないという宣言に他ならない。
アメリカ帝国主義はアフガニスタンでの敗退の中で核戦争をやりかねない。

ところが、放射線影響研究所運営の地元協議会に参加した被爆者団体は広大学長や広島県医師会とともに研究協力を「承認」したのだ。
被爆者の遺体を切り刻んで集められたデーターを公然と軍事目的に使うとするアメリカ帝国主義への最悪の屈服は絶対に許せない。

被爆者を裏切る被団協幹部を打倒せよ!
今こそ,被爆者、被爆二世・三世は反戦被爆者の会・被爆者青年同盟に結集し、労働者民衆の団結で核兵器廃絶を勝ち取る「新たな原水禁運動」を作り出そう!


■ 核戦争の切迫と国際的な階級的労働運動の高揚 ■

日本帝国主義の戦争政治に翼賛した被団協やそれを支配する原水禁運動にとって替わる「新たな原水禁」とは何か。
我々は核廃絶の壮大な展望を何に求めるのか。

実際、これまでの原水禁運動は何によって核廃絶を実現するのかという核心においてまったく無力だった。
結局、米ソの指導者に原爆被害の甚大さを見せれば、その使用を思いとどまるから広島に呼べとの運動にゆきついた。
核兵器の威力で労働者を分断し、新植民地主義からの解放戦争を闘う人民を恫喝する帝国主義の本質を見ようとしないものだ。
労働者民衆は帝国主義の前には無力だという奴隷の思想だった。

核兵器も労働者が作ったものであり、核兵器を使う兵士が軍服を着た労働者であるならば我々の回答は次の通りだ。
国際的な階級的労働運動の団結によって核戦争を阻止し、帝国主義本国のプロレタリア革命=労働者権力の樹立を通じて核廃絶を実現する。
侵略戦争、世界戦争によってしか生き延びられない帝国主義を打倒する闘いによって、再び三たびヒロシマ・ナガサキを繰り返さないということだ。

情勢は、帝国主義戦争=核戦争を阻止する労働者民衆の国際連帯を爆発的に生み出している。
一つは、大恐慌情勢と世界戦争危機である。
08年のリーマンショック以来帝国主義者は野放図な財政出動によって金融資本を始めブルジョアジーの救済を行ってきた。
その結果、国家破産に直結するほどの財政破綻が世界を覆おっている。

米国を先頭とする帝国主義は国家破産からの生き残りを勢力圏構築にかけ、植民地支配、資源と市場独占のために先制的な核兵器使用を辞さないとしている。
こうした核恫喝にもかかわらず、アフガニスタン、イラク、パレスチナなど新植民地主義諸国の解放戦争は爆発的な展開をとげ、だからこそ、朝鮮戦争やベトナム戦争でそうであったように、アメリカ帝国主義は核衝動を高めている。

世界戦争や核戦争の危機がない時は、声高に反戦反核を叫んだ被団協と原水禁だが、核戦争の危機が表面化するや「オバマ大統領の登場によって世界は平和に向かっている」と帝国主義者にひれ伏している。
日々切迫する核戦争危機は、労働者民衆の反核の闘いを高揚させ、既成指導部に取って代わる「新たな原水禁」を求めずにはおかない。

・二つは、大恐慌が国内にあっては合理化・首切り、国外に向けては侵略戦争として激化する中で、ギリシャに示されるように、猛然と労働運動=階級闘争が爆発している。
労働者の敵であるブルジョアジーを打倒することなくては、労働者は人間として生きられないという後のない闘いとして爆発している。
まさに世界は革命情勢だ。

しかも、動労千葉の分割民営化絶対反対の闘いが、韓国民主労総、アメリカILWUとの交流を基礎に、ついにブラジル・コンルータス大会で階級的労働運動の路線として紹介されギリシャを始め世界中の戦闘的な労働運動革命運動を束ねる「階級的な国際的潮流の展望」が生まれている。
労働者は国境を越えて一つという真理が労働者のものになった時、自国帝国主義打倒の闘いは即時に兄弟である「他国の」労働者に向けられた核兵器の使用を粉砕し,解体=廃絶するのだ。

・三つは、何よりもその先頭に世界で最強の核大国アメリカとアメリカの核の傘のもと対抗的に独自の核武装を意図する日本帝国主義と対決する日本の労働者がたっているという事だ。
民主党政権は核密約の「検証」を通じて、「日本を守るためには核兵器が必要である」ことを正面に掲げて、対等な日米関係が必然化する核武装を労働者民衆に承認させようとしている。

しかし、ヒロシマ・ナガサキを原点とする反戦平和は日本の労働運動の戦後一貫した最重要のテーマであり、連合とそれに支配された原水禁が原発と核武装推進に踏み込めば、彼らは崩壊的な危機を迎える。
国鉄大運動によって日本帝国主義の労働運動解体・翼賛化を粉砕し、労働運動の主導権を奪取しようとする11月派にとってまたとないチャンスである。
我々は決定的な時を迎えようとしている。
国鉄大運動を職場に持ち込み、職場闘争と反戦闘争を結合させた階級的労働運動を闘うことの偉大さは明白だ。

アメリカ労働運動は大恐慌の中で大高揚期を迎えている。
カリフォルニアの教育100万人決起、ILWUのイスラエルボイコットに象徴されるようにAFL=CIOから労働運動の主導権を奪取し、1930年代の荒々しい労働運動の時代が再来せずにはおかない。

30年代の闘いをへし折ったものこそ、アメリカ共産党によるファシズムとの戦争の正当化であった。
米労働者階級の闘いは我々の闘いそのものだ。
アメリカ革命なくして核兵器廃絶はなく、日本における国鉄大運動の勝利によって彼らを路線的に獲得し、大恐慌・ドル暴落・アフガニスタンのベトナム化など崩壊的な危機の中で絶望的な内外政策に突き進む米帝国主義を共同の敵として打倒しよう。

・四つは、日本帝国主義の改憲・独自の核武装攻撃そのものが被爆者の怒りに火をつけている。
非核三原則さえなげうって、国を守るためには核兵器が必要(持ち込み容認)と公然と叫ぶ民主党政権の先兵として田母神が再び86の日に講演会をやろうとしている。
日本の大ブルジョアジーが支える日本会議の主催だ。
日本の核武装の前に立ちはだかってきた被爆者に向かって「被爆者こそ日本核武装の旗ふりをやれ」と煽っている。
しかも、被爆二世を名乗る秀道広(生長の家活動家 広大教授)らがそれを宣伝するという構造だ。
日本帝国主義の核武装衝動はここまで来ている。

核武装による抑止力という。
しかし、問題はそこにはない。
なぜなら、日本帝国主義は被爆者を売り渡してアメリカの核の傘のもと日本の労働者人民、アジアの民衆を抑圧してきた。
日本列島を核出撃基地として提供して来た。
問題は、その日帝が、独自の核武装にのめり込むほど、日米関係・日米安保が大恐慌の中で危機を露呈しているということだ。
確実に第二のハルノートというべき事態に突入しつつある。

この恐るべき情勢に被爆者の不安と怒りは深い。
しかし、被団協も原水禁も田母神反革命に声もあげられない惨状だ。
被団協や原水禁に核廃絶を言う資格も気迫もない。
放置しておけば、絶望した被爆者が日本の核武装の先兵に転落しかねない危機だ。

しかし、我々は、「日本の核武装には刺し違えてでも阻止する」と誓った被爆者であり、その子だ!

今こそ、反戦被爆者の会・被爆者青年同盟が反戦反核闘争の最前線に躍りでて、「新たな原水禁運動」を打ち立てよう!

大恐慌の時代、世界戦争か革命かが問われるこの時代、日本の労働者階級は国鉄大運動を闘って、階級的労働運動を甦らせる。
我々、被爆者、二世・三世も労働者としてその先陣にたとう!


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