反戦被爆者の会 会長大槻さんの8月アピール

被爆者の兄弟姉妹の皆さん、被爆者の子ども、孫の皆さん、辛い苦しい毎日をどう乗りきっていますか。

１９４５年８月６日広島に、８月９日長崎に原子爆弾が投下されました。
原爆により広島では２０数万人が、私達の肉親が多く焼き殺されました。
最近の学生を対象にした調査によると、核兵器保有を２１％が認め、６２％が核兵器の廃絶は不可能と答えていると新聞が報じています。
このことは、日本の核武装を推し進めるため、被爆者を抹殺し被爆２世への親が浴びた放射線の影響は無いとする日本政府のごまかしの宣伝をまともに受けた結果です。
劣化ウラン弾は世界中いたるところで使用され、ヒロシマが繰返されている。
私は、日本の広島市民は核兵器の情報を形骸化することなく発して行かねばならないと思っています。
皆さん、あらゆる戦争でヒロシマが繰り返されていることを強調しよう、強調しよう。
ヒロシマ抹殺、英霊化を許してはなりません。

少年のころ広島の被爆時の写真を見て、その後の生きかたが決まったという星野文昭さんを私達は本気で取り戻すため全力で行動しなければなりません。
力強く行動していこうではありませんか。

私達がよく知っている者達が「広島差別事件」なるものをデッチあげ、私達に敵対していることを許してはなりません。

１１月、動労千葉が呼びかける国際連帯労働者集会への取組みを直ちに始めましょう。
暑さに十分気をつけて闘いぬこうではありませんか。
全力で！全力で！

反戦被爆者の会　大槻泰生