ファシスト田母神の「８・６広島講演」を許さない！

世界大恐慌の本格的爆発、朝鮮侵略戦争の切迫化の中で闘われる今夏被爆６５周年８月。

オバマの核独占政策に被爆者を先頭に怒りの声は沸騰している。

帝国主義の手先に成り果てた秋葉広島市長をはじめ、原水協、原水禁、連合など既成の反核・反戦運動の指導部は、あたかもオバマが「核兵器のない世界」を目指しているかのように言いなし、被爆者・労働者人民の闘いを裏切り、押さえつけようと必死になっている。
屈服、敵対と反動を打ち破り、核と侵略戦争と対決・阻止しよう！

このような情勢下、元航空幕僚長のファシスト田母神がふふたたび広島で、８月６日に講演会を開こうとしている。
昨年の「田母神講演会」は被爆者を先頭とする怒りの抗議行動で完全粉砕された。
これに大打撃を受けた極右・日本会議は「平和と安全を求める被爆者たちの会」なる団体をデッチ上げ、再度、田母神講演会を開こうと策動している。
この団体の代表を名乗る秀道広なる人物は右翼・生長の家の活動家だ。

国際帝国主義の最弱の環である日帝は、独自の核武装に突きすすむしか大恐慌と激烈化する帝国主義間争闘戦でしのぎを削り延命する道はないのだ。
日本の核武装を推し進める広報役を買って出たのが田母神である。
田母神の主張なるものの一切は、オバマの核独占世界戦略に恐怖し、日本は独自の核武装をすることで世界市場・資源・勢力圏争いに加わり、国益・資本家の利益を守れという悲鳴であり絶叫でしかない。

また、中国に対する排外主義を煽り噴飯ものの「核抑止論」を展開するが、核抑止論などというものは、世界の労働者人民を分断するためにある帝国主義の論理だ。
われわれ被爆者・二世は、６５年間「核抑止論」のペテンと反人民性をわれとわが身で暴き出し、核武装を阻止してきた！
もはや資本主義の命脈は尽きている。
労働者階級が権力を握り労働者が主人公の社会を作るときが到来している。

核武装への衝動を強めるブルジョワジーのお先棒担ぎ、「切り込み隊長」を気取る田母神と極右・日本会議、「在特会」を被爆者・二世・三世の怒りで粉砕する！

一方、「平和と安全を求める被爆者たちの会」なるエセ団体は、「私たちは被爆者や二世三世を中心にする会として、平成２２（２０１０）年の広島原爆忌の日に、日本会議広島が主催する田母神俊雄氏講演会に協力しています。」と二世・三世の名をかたりファシスト運動を展開し、被爆者・労働者人民を核武装と戦争への道へ動員しようとしている。
われわれ被爆者・二世・三世はこのような輩を絶対に許さない！

反戦被爆者の会・被爆者青年同盟は、国鉄大運動を先頭する階級的労働運動を闘う労働者とともに、今夏８・６、ヒロシマ大行動の爆発的大高揚をかちとり、その闘う力で、一切の極右・ファシストを粉砕しつくす！