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11月13日、東北電力女川原発1号機でまたも火災事故が発生。
原発労働者ひとりが、負傷した。
原発労働者に犠牲を強いる杜撰な管理体制で、ひたすら「プルサーマル」を推進する原発現場の実態を露呈した。
東北電力は6日、女川原発3号機(宮城県、82.5万キロワット)のプルサーマル計画実施に向け、原子炉設置変更許可を経済産業省に申請していた。
東北電力/マニュアル逸脱 プルサーマル影響も
今回の火災では、原因となった溶接作業時のマニュアル逸脱も分かり、作業管理上の問題も露呈。プルサーマル計画の行方にも影響を与えそうだ。
東北電力によると、やけどをした男性作業員は作業マニュアルとは異なり、防燃服を着ていなかった。また燃えたエアフィルターは難燃性との理由から、外したり、防燃シートをかけたりする措置を取らなかった。
東北電力の大谷順一原子力部副部長は「マニュアルは書いておけばいいというものではない。フィルターを撤去せず作業していたのは若干、配慮不足だった」と「落ち度」を認めざるをえなかった。
東北電力は10月の火災後、「現場のミーティングなどで火災予防を周知徹底した」(原子力部)と言う。その翌月に起きた火災は、プルサーマル計画の受け入れ可否を判断する自治体に「マニュアル逸脱などの積み重ねが大きな事故につながる」(県原子力安全対策室)と、不信感を募らせる事態を招いている。
放射線管理区域内での火災は02年2月、2号機で作業員2人がやけどを負って以来、2件目。
(河北新報 2008年11月14日)
「プルサーマル」には、核弾頭材料・プルトニウム生産継続の意図がある。
全炉心でMOX燃料を使用する電源開発大間原発(青森県大間町)の完成が2年8
ヵ月遅れ2014年11月になった。
11月12日、三村青森県知事は二階経産相に「プルサーマル計画の実現に政府一体として取組むよう」申し入れを行なった。
同5日、東北電力は女川原発3号機での「プルサーマル」実施に必要な事前協議を宮
城県、女川町、石巻市に申入れた。
これらのプルサーマル炉にプルトニウムを供給する青森県六ヶ所村の核燃料再処理工場の試運転終了が予定の11月にはできないという見通しになった。
プルサーマルとは使用済み燃料から取出したプルトニウムとウランの混合酸化物燃料(MOX燃料)を、再び原発の燃料として使うものである。2010年度までに全国の16~18基で実施すると言う電気事業連合の計画に、すでに8原発9基に関して国から実施に向けた許可が出ている。
女川原発は2005年の「8・16宮城地震」で1~3号機すべてが緊急停止したほか、1998年の原子炉緊急停止が9年間も隠蔽されてきた。さらに、老朽化した高浜3・4号機でのプルサーマル実施が行なわれようとしている。
プルサーマルは「放射性廃棄物を減量できる」「核兵器の材料になるプルトニウムを余分に持たずに済む」「新しい燃料を節約できる」などと宣伝されている。
全くのこじつけである。
その目的は、プルトニウムを生産する核燃料再処理システムの維持・改良であり究極的に核弾頭の中身になる高純度のプルトニウムの増産にある。
日本帝国主義の核武装に向けたプルサーマル計画を阻止し、すべての原子炉を廃炉
にしよう!
事務局長
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