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被爆二世・三世・四世は被爆者青年同盟に結集せよ! 被爆者解放!日帝打倒!
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権力との闘いをあいまいにするな!(星野文昭さんの言葉)

ヒロシマを原点に革命運動に決起し、71年11・14沖縄返還協定批准阻止・渋谷暴動闘争を文字とおり最先頭で闘い、デッチあげ殺人罪で34年も収監されている星野文昭さん。
星野さんの再審無罪・即時釈放をかちとる絵画展が今年も、8・6にあわせて開催されます。
ぜひ、足をお運びください☆
広島星野絵画展 
 日時:8月4日(火)・8月5日(水) 11:00~17:00
 場所:西区民文化センター
mapdata_nisikumumin.gif

←地図をクリックすると大きくなります。









5月21日に結成された大阪・取り戻す会に寄せられた星野文昭さんのメッセージを紹介します。

星野 文昭

 橋下を先兵とした新自由主義-民営化・道州制攻撃に対して、その先がけの国鉄分割・民営化と退路を断って闘い勝利を開いている動労千葉労働運動に学んだ階級的労働運動を実践し、2・26西郡闘争と3・6府庁闘争によって大阪を闘う不抜の拠点としてうち立て、全ての闘う労働者・人民の先頭で闘う大阪の地に星野を取り戻す会が結成されることに心から感動しています。

 その大阪の闘いが、星野闘争を一体に闘う、ということに心から励まされています。70年から今日までの労働者人民解放の闘いを圧殺するためだけに、無実を百も承知で無期を強い全てを奪おうとする攻撃に対して、日々、全ての闘いの中に身を置いて、全てを奪い返していく、自らと全ての労働者人民の解放をかちとるために闘ってきた星野闘争を、その大阪の闘いと一体に闘うこと、その位置づけの下に、昨年来、学習会、街宣を積み重ね、ストレートに星野のように、星野と共に闘い、取り戻そうという闘いが、今回の結成へと結実し、それを出発点に本格的に一体に闘おうとしていることに、心から励まされています。何より、救援の対象ということではなく、一体に、今の資本主義の世の中を変え、労働者の解放を通した人間解放を実現していく闘いを共に実現していくものとして星野を闘うということにこそ意味があり、そのように、共に闘う、一つに団結して闘う、ということの喜びがあります。また、そのことが、あらゆる壁・分断をうち破って、抑圧され虐げられているがゆえに解放を求めてやまず、解放する力を持っている労働者人民の皆さんとつながり、一つに団結して未来を開く闘いになることを心から切望しています。

 この間の関西における闘いは、闘い全体を甦らせ、私にとっても、獄中・家族としても、星野闘争全体にとっても大きな飛躍を迫り、その力を湧き出させてくれるものでした。

 関西のトップがその闘いを私物化し、後退・腐敗させる、という道を断ち、それに止まらず、それを生み出したものを自己切開し、克服して、闘いを甦らせること。諸闘争・諸戦線の闘いを労働者自己解放・人間解放の革命と切り離すことで、糾弾-自己批判を観念的なものへと自己目的化し、闘いを抑圧的なものに転化する、闘いをバラバラなものに解体する、そうすることで小ブル自由主義に純化する所をこそ自己切開し、労働者自己解放-人間解放の革命への階級的労働運動の実践を通して、これまでのあり方の固定化・安住からの自己変革・飛躍をかちとるか否かの分岐を、自己変革・飛躍によってかちとったこと。

 そうして、労働者階級への絶対的・全面的な信頼に依拠し、闘いを通した解放感のなかで、自他の体制内的なものを克服する自己変革と階級的団結の強化をかちとる階級的労働運動の推進によって労働者自己解放・人間解放をかちとる大阪・関西の闘いは、闘い全体と一つに根底的な力になっており、昨年星野集会以降、千葉、茨城に続いて、今回、大阪での取り戻す会の結成は、星野闘争の新たな、全労働者・全人民による闘い全体との一体的取り組みを大きく促すものになることは間違いありません。

 今日の世界大恐慌は、資本主義の発展過程での循環的な恐慌とは違って、蓄積に蓄積した資本・生産力が資本主義の器に収まりきれなくなり、そのことは、次の社会、労働者階級が資本家とその権力を打倒して社会の主人公となって、生産手段を社会有とし、階級、搾取、戦争のない真の共同社会をこそ求めています。

 1929年大恐慌、1930年代階級闘争の圧殺-第2次大戦、そして戦後革命をスターリン主義の裏切りによって支えられのりきった資本主義・帝国主義は、国家独占資本主義政策による戦後的発展も1975年恐慌によって行き詰まり、以降、徹底的なリストラ・首切りと賃下げ、福祉切り捨てによる強搾取・強収奪と侵略戦争の新自由主義とバブルによって無理矢理増殖した巨大な過剰資本・過剰生産力が資本主義の器に収まりきれなくなって破綻し、経済・社会そのものを破壊するに至ったのが今日の大恐慌です。

 今や資本主義は、まともに働かせることも、まともに食べ、住み、生活させることもできず、社会の桎梏、妨害物になっています。労働者人民が、働き、生きるためには、資本主義を打倒して、生産し、社会を動かしている労働者が、資本とその権力から全てを奪い返して、社会の主人公となって社会を運営する以外にありません。

 今、資本・権力が、セーフティネット、ワークシェアリング、経済危機対策の金のバラマキ等、「救済策」としてやろうとしていることの全ては、そのペテンによって労働者の決起、革命を予防すること、圧殺することの一点にあります。そしてそれはあくまでも、規制緩和・民営化の新自由主義を貫いて労働者人民に犠牲を一層強いるものです。

 小沢民主政権潰しの本質も同じです。資本・権力は、自己の支配が貫徹できるのなら、小沢民主政権でもいいのです。しかし、今日の革命情勢の中で、2月革命のケレンスキー政権が、ボルシェヴィキのロシア革命のテコとなったように、小沢民主政権が労働者人民が一層の変革=革命を求め決起するバネになることに恐怖し、それを何が何でも阻止し、圧殺しようとするものです。しかし、これは、資本・権力への労働者人民の怒りを一層かりたてるものです。

 そして、政労使合意にみられるように、体制内指導部は、資本・権力の最悪の代官の姿をさらしています。

 しかし、そうした資本・権力ののりきり策は、さらに大きな破綻を結果する以外になく、その犠牲は全ての労働者人民に集中し、恐慌の深まりと、資本間、独占間、国家間の争闘・戦争によって、一層耐え難い現実を、血の一滴まで、生命までも奪う現実を労働者人民に強いるものになる以上、全世界の労働者人民が、職を求め、パンを求め、平和を求めて、同じスローガンをかかげて決起する革命情勢は、一層成熟していきます。

 資本主義は、いかなる意味でも終わっています。人間社会の桎梏、妨害物になっています。

 一握りのブルジョアジーの利潤増殖のために、生産を担い社会を動かしている労働者を賃金制度の下、賃金奴隷として、労働力商品として物のように扱い、使い捨てる、そのあり方を維持するために権力によって支配、抑圧、差別-分断、搾取、収奪、戦争動員を労働者階級に集中し、それを資本主義・社会全体の支配として、全人民に及ぼし、犠牲を強制している。その資本主義が今、労働者を生かすことができず、社会をまともに成り立たせることができず、桎梏と化しているのです。

 矛盾の全てが集中する労働者が立ちあがり、矛盾が及んでいる全ての人民の決起をかちとり、資本主義を終わらせ、労働者が社会の主人公となり、人間が主人公となる社会を実現することだけが、労働者、人民、人類の未来を開くことができるのです。まさに、それが可能な百年に一度の、300年に一度のチャンスを迎えています。

 生産を担い、社会を動かしている労働者階級が、資本・権力を打倒し、全てを奪い返して、解放された社会の真の主人公となって、生産手段を社会有とし、階級のない、したがって一切の支配、抑圧、搾取、対立、戦争のない、その人間的共同性によって誰もが人間らしく生きられる共同社会を組織していく、それが欲求となり、現実となる時代を迎えています。まさにその力をもつのが労働者であり、共に闘う人民です。

 まさに耐え難い現実を強いる資本・権力と体制内派への怒りを解き放ち、変革と解放をめざす闘いを、どこまでも労働者と人民の怒りと、変革と解放への欲求と力を信頼し、それに依拠し、あらゆる国境、出身、性差、能力などの分断をのりこえた、職場、地域、街頭を基盤にした決起としてかちとり、労働組合と党を武器にプロレタリア革命を実現し、労働者自己解放を通した人間解放をかちとる道に、唯一の未来の道があります。そして大事なのは、その実践であり、その実践によってその主体的な力をかちとることができるのです。

 資本・権力とその攻撃、現実の重圧をはね返し闘いに立ちあがった解放感の中でこそ、資本・権力の物質的・イデオロギー的な縛りから解放され、瞬時に、誇りと団結を取り戻し、そうして解放の主体、革命の主体としての内容・力を獲得していくことができる。抑圧・差別はじめ全ての労働者人民の歴史、闘い、怒りを共有し、労働者と全人民の解放をかけたプロレタリア革命を実現する主体的力を、自己を見つめ、奴隷的なあり方・イデオロギー・体制内的なものをのりこえ、自己変革・自己飛躍を通して獲得していくことができるのです。

 私たち、労働者、人民は、あらかじめ差別的であるわけではない。差別は、資本・権力が、その階級支配、帝国主義支配のために使う、労働者、人民分断の武器だ。資本・権力、その現実・攻撃と対決し、立ちあがると同時に、その解放感の中で、その武器を無力化し、一つに団結できるし、また、抑圧・差別への怒りと闘いを共有し、あらゆる抑圧・差別からの解放をかけて、より根源的に闘い、労働者自己解放を通した人間解放を実現していく団結と力を獲得していくことができるのです。

 誰もが補い合い助け合って、その持てる力を解き放って人間らしく生きるという人間的共同性こそ、誰もが深く満たされる根源的欲求であり、それを階級的に体現しているのが労働者の自己解放性であり、階級的団結です。それを体現しているのが、動労千葉であり、法政・全学連であり、西郡・八尾北であり、沖縄・三里塚であり、11月集会・日韓米連帯です。そして、星野闘争です。

 労働者階級は、資本・権力を打倒し、全てを奪い返し、生産手段を社会有とし、私的所有制度を廃絶することで階級を廃絶して、それによって人による人への全ての抑圧をなくしていく。より主体的に言えば、そのことを土台に、労働者階級が社会の真の主人公となり自己解放をかちとった時、その人間的共同性を自らの根源的欲求として解き放ち、旧社会的なもの、人による人への支配、抑圧、差別の一切をなくし、誰もが人間らしく生きられる社会、全人間的な普遍的解放を実現するのです。生産力の制約が残る生まれたばかりの共産主義においても、それは全く同じで、レーニンも言うように、総生産物からより手厚く引き出せるという形で、歴史的抑圧-差別を克服するということによって抑圧・差別をなくすということです。
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