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昨年12月8日、福井市で開催された「許すな!運転再開─‘07もんじゅを廃炉へ!全国集会」に全国被青同も参加しました。
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ナトリウム漏れ事故から12年を迎えた12月8日、「原子力発電に反対する福井県民会議」などの主催により、福井市フェニックスプラザで全国から労働組合、反原発団体など1500人が結集して開催された。
元京大原子炉実験所講師の小林圭二さんが「もんじゅを動かしてはならない!その三つの理由」 と題して基調講演、続いて、柏崎刈羽原発の地元の住民が、原子炉敷地内に生じた土地の段差、建屋内に土砂が流入した写真を使って被害状況を説明した。
県民会議から「運転再開には地元の意向が重視される。再開を認めないよう世論を盛り上げていこう」と訴えた。
集会終了後、福井市内中心部をデモ行進し、県庁前で「西川一誠知事はもんじゅ再開を認めるな」とシュプレヒコールをあげた。
■小林さんの講演内容は以下のとおりです。
1、もんじゅは核燃料を効率的に燃やすことよりプルトニウムの増殖を目的にしていることから、増殖のために冷却材として水が使えず化学的に極めて危険なナトリウムを使っている。
さらに、最も重大な危険は軽水炉よりも格段に暴走しやすい。最悪の場合、チェルノブイリ原発事故のような核的爆発事故に到る恐れがある。
2、核兵器には93%以上のプルトニウム239を含むプルトニウム(核兵器級)が使われる。もんじゅは「核兵器製造工場」。ブランケット内のウラン238は運転中、中性子を浴びてプルトニウム239に変わりブランケット中に溜まっていく。
径ブランケットだけを選択的に取出して再処理すると、プルトニウム239が98%も占める超核兵器級プルトニウムが得られる。しかも、径ブランケットには死の灰が非常に少ないため、放射能は普通の使用済燃料よりはるかに弱く、再処理が容易だ。
軽水炉の使用済燃料では、プルトニウム239が60%未満で核兵器としての性能は劣る。
すでに、試験段階だけで、もんじゅのブランケット中には超核兵器級プルトニウムが17キログラム溜まっている。
3、高速増殖炉は危険が多いため、多くの複雑な安全装置を必要としそのため建設費が高い。
もんじゅは、百万キロワット級軽水炉の約倍の建設費(当時)を投じながら発電出力は約四分の一にすぎない。
もんじゅは実用化二段階前の「原型炉」とされてきたが、燃料や材料の開発試験炉としてすでに「常陽」が動いている。推進の立場から見てももんじゅの必要性はなくなった。
運転を再開すれば、毎年約200億円かかり無駄遣い以外のなにものでもない。
4、高速増殖炉開発の破綻は、日本の原子力開発全体の崩壊、原子力そのものからの撤退につながる。
また、もんじゅの運転は何時でも核武装できる状態を実現できる。再処理工場は高速増殖炉のためにだけにあり、六ヶ所村再処理工場反対運動ともつながっていくことが大事である。
もんじゅ運転再開策動は、日帝の戦争・改憲の攻撃と一体の核武装攻撃だ!
戦争・改憲・核惨事への道を断固拒否し、階級的労働運動の力で革命と核廃絶をかちとろう!
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